【子育て】アメリカの小学校 謎のWheel Day

アメリカで子育て

少し前になりますが、学校から「Wheel dayがありますので、ぜひ参加してください」との連絡がありました。いつものごとく、「Wheel dayってなによ?」という感じでした。アメリカの謎イベント、Wheel dayについて少しお話したいと思います。

 

Wheel dayとは?

wheel、つまり車輪がつくものであればなんでもいいのですが、子どもが乗るものなので車やバイクではないものです。自転車、スクーター(手動)、ローラースケートなどを持参して、PE(体育)の時間に乗る。それがWheel dayです。

実際は子どもたちが自分で持っていくのではなく、親がその時間に持って行って、子どもたちが自転車などに乗っているのをただ見学。イベントが終わったらそのまま持って帰ります。朝登校するときに自分で持って行ってもいいのですが、他の子のものと混ざってわからなくなったり、なくなったりする可能性もあるので、たいていは親が持っていきます。

 

何をするのか?

先にも書きましたが、子どもは自転車などに乗って、プレイグラウンドの近くにある駐車場(車は停まっていない場所)をただグルグルと回って楽しみます。親はそれを見るだけというシュールなイベントなのです。

子どもの中には、何も持ってきていない子もかなりいました。そういう子は、自転車に乗っている子の後について走ったり、学校の大きめの三輪車を借りたりしていました。

 

そこで気づいたのですが、補助輪がついていない自転車に乗れる子がほとんどいないということです。娘が自転車に乗っていないときに、他の子が貸してほしいと言ってきたのですが、補助輪がついていなことを伝えると「乗れない」と言って諦めていました。

日本では小学校低学年くらいから自転車に乗る練習をすると思いますが、アメリカでは自転車の練習をしているのをまだ見たことがありません。公園に行くのも車で送るくらいですから、自転車に乗る必要性はあまりないのかもしれませんね。

 

アメリカの自転車

自転車と言えば、日本のものと違うところがけっこうあります。

①とにかく派手

アメリカの大手スーパーでも自転車が売っていますが、子ども用は特にカラフルです。女の子用の自転車は、ハンドルの先にひらひらしたリボンのような飾りがついているものが多いです。

 

②ブレーキがない

自転車のブレーキと言えば、両ハンドルについているものが普通と思っていましたが、アメリカの自転車にはそういうブレーキはありません。ときどき、片方のハンドルにだけついています。ただ、ブレーキが全くないわけではなく、ブレーキの仕方が違うのです。アメリカの自転車のブレーキは、ペダルを後ろ向きにこぐと利くようになっているのです。

③スタンドがない

一般的な自転車には必要不可欠と言ってもいいほどの自転車スタンド。自転車本体をどこかに立てかける必要がなく、傷もつきにくいですよね。ところが、アメリカの自転車にはスタンドがついていません。必要であれば、別で購入することは可能ですが、アメリカではあまり外に停めておくこともないので、必要ないのかもしれませんね。

 

さいごに

日本ではおそらくないと思われるWheel day。親は何をするわけでもないのですが、アメリカの子どもたちの自転車事情を少し知ることができた良い機会だったかもしれません。

親が共働きの場合は、こういうイベントには参加できないわけですが、アメリカにはこういうイベントがけっこうあるのも不思議な感じがしました。親御さんがいつも参加できない子もたくさんいて、みんなが楽しいイベントではないんじゃないかとも思ってしまいます。