私は日本のパンが大好きなんですが、アメリカでおいしいパンに出会うのは、かなり至難の業です。日本の柔らかくておいしい食パンに慣れていると、アメリカのパンが物足りないというか、残念というか…
もちろんアメリカのスーパーにもパンはたくさん売っていますが、ハンバーガーやホットドッグのように具をたくさん挟むことが多いからか、パン自体のおいしさはあまり重視されていないような気がします。
アメリカに来てから、我が家ではホームベーカリーでパンを焼くことが多くなりました。日本で購入するようなパンには程遠いですが、焼き立てだし、日本の「みたいな」パンが食べられます。ホームベーカリーはパンだけでなく、ピザ生地やナン、うどんなども作れるので、ぜひおすすめです。
その時に使用しているのがドライイーストなんですが、日本から持ってきたイーストがなくなったので、アメリカで調達すべくスーパーへ!
ところが、英語表記だとどれがどれだかわかりづらく、イーストにも何種類かあることがわかり、調べてみましたので、ご紹介したいと思います。
ドライイーストは主に3種類
①アクティブドライイースト(Active Dry Yeast)
予備発酵が必要なので、ホームベーカリーには向かないかもしれません。イースト臭は少ないですが、発酵に時間がかかるようです。
②ラピッドライズインスタントイースト(Rapid Rise Instant Yeast)
予備発酵不要。発酵が早い。最も一般的に使われているもののようです。一度開封すると湿気で発酵が鈍くなってしまいそうなので、我が家では同ブランドの小分けになっているものをつかっています。
③SAFインスタントイースト(SAF Instant Yeast)
一般的なスーパーでは見かけないので、ネットで購入する方が多いようです。発酵も安定していて一番使いやすいらしいです。イースト臭がなく、フランスパン、フォカッチャなど、無糖・低糖のパンに適しています。
どのイーストを使う?
ドライイーストは小袋で買えるので、とても便利です。イーストは使いたいけれど、使いきれずにもったいないなーと思うこと、よくありませんか?スーパーで手軽に買えるので、わざわざネットで大容量を買わなくてももちろん大丈夫です。
ホームベーカリーでパンを作るには、個人的にはラピッドライズのインスタントイーストがいいです。レシピに書いてある分量より気持ち多めに入れています。
私はネットでもおすすめされているFleischmann’sの小分けのイーストを使っていますが、隣に置いてあったWalmartブランドのイーストが安かったので、こちらも買ってみました。
ちょっと膨らみが足りないパンになりました。同じ材料、イーストを使っていても日によって上手に膨らまないこともあるので、一概には言えませんが、やはり普段使っているもののほうがおいしくできたような気がします。
最後に
調べてみておもしろいなーと思ったのは、アメリカにはインスタントドライイーストが主流になっているのに、アクティブドライイースト(予備発酵が必要なやつ)にこだわる人がけっこういるということです。
「ずっと使ってきたから」「母も祖母も使っていたから」などの理由だそうで、合理的が好きなアメリカ人にも、そういう保守的な人が多いことも少し意外でした。
ちなみに、アメリカでおいしいパンを買うならこれもおすすめです。日本のロールパンみたいな少し甘さのあるパンです。ただ、これで$5前後するので少しお高めですが…
そして、最近気が付いたのですが、ステーキハウスでステーキを頼むとついてくるパンは、おいしい率が高いです!レストラン内で食べなくても、パンだけでも購入できるようですが、パンだけを買いに行くのもちょっと面倒ですけどね。