【子育て】アメリカの公立小学校へ行く

駐妻の暮らし

日本では4月から新学年が始まり、小学校から中学校までの9年間が義務教育ですが、海外では新学年が始まる時期や義務教育の期間など、国や地域によって違いがあります。

アメリカの学校のシステムも日本とはずいぶん違うので、はじめは本当に戸惑いました。このたび、娘がアメリカの小学校に入学するので、日本との違いなどの経験を踏まえてご紹介したいと思います。

 

アメリカの小学校は何歳から?

アメリカの小学校は、日本で言う年長さん(5歳~6歳)から始まります。学校によっては、その前のPre-K(3歳~4歳)から入学できるところもあります。

そして新学年の始まりは8月か9月のところが多いですが、私たちの住むエリアでは7月末~8月初めから新学年がスタートします。小学校には年長さんの年齢から通えますが、実は義務教育ではなく、1年生の年(6歳~7歳)からの就学が認められている州もあって、娘は1年生から小学校に通います。

小学校入学!何から始める?

アメリカでは、小学校に通える年齢になっても国や市からの通知はありません。親が情報を取りにいかない限りは、子どもを学校に通わせることもできないのです。

ただでさえ広いアメリカの地域で、どうやって学校を探すのか?

まずは、家の近くを探そう

アメリカの学校は、日本同様に一応「学区」があります。ただ、日本と違うのは、必ずしも住んでいる学区の小学校に通う必要はないところです。

学区と言っても、大きく2つに分けられます。まずは、大きい範囲の学区。これは「District」と呼ばれるもので、同じ市の中でも大きく区切った学区があるのです。日本で言う教育委員会といった感じでしょうか。

そして小さい範囲の学区というのが、家の近くの範囲で区切られた、日本で言うような学区です。当然、家の近くの学区範囲の学校であれば、ある程度優先的に入れます。

迷ったらとりあえず、近くにある学校を探そう!

 

評価がいい学校を探してみる

家の近くの学校が探せたら、「この学校、どんな感じなのかな?」と気になりますよね。通っている生徒たちはどんな人種なのか、生徒の平均的な成績など、「Great schools」というサイトで客観的ではありますが調べることができます。自分が住んでいるzip codeを入れるだけで、そのエリアの小・中・高校の基本情報が確認できるので便利です。

great schools はこちらから。

総合的に10段階で評価されていて、その詳細も書かれているので、参考にはなると思います。ただ、この評価だけに捉われず、学校の雰囲気やスタッフの様子なども確認するべきかなとは思います。

先述の通り、家の近くの学校に必ずしも通う必要はないので、評価が高い学校を見つけて、行ってみるのもいいかもしれません。

 

学校見学へ行こう!

希望に合いそうな学校が見つかったら、学校見学に行ってみましょう。

学校には入学手続きをしてくれる担当の方がいるので、電話かメールでコンタクトを取ります。私はメールで、学校見学したい旨を伝えて、都合がいい日を聞きました。生徒のテスト期間中とか、イベント近くの日程は先生たちも忙しいので、学校側に合わせるといいと思います。

ただ、メールだとなかなか返事が来ない学校もあるようなので、電話が苦手なら直接学校を訪ねてみてもいいかもしれませんね。

入学手続きはどうやってする?

入学手続きはWeb申請です。年度の途中から入る場合と、新学年最初から入る場合がありますね。我が家は、年度のはじめから入ることにしました。

駐在帯同のご家族は、年度の途中からが多いでしょうか?

新年度はじめから入学する

新年度は8月か9月のところが多いですが、募集は4月くらいから始まります。登録開始日はDistrictによって異なりますので、4月近くになったら、ホームページなどで確認しておくといいと思います。

個別に学校に申請するのではなく、まずDistrictに登録し、行きたい学校を選びます。

ここでは生徒や親の情報を登録するわけですが、項目がかなり多いので、時間はかかります。住所が確認できるものや、子どもの予防接種履歴、今まで通っていた学校、またはデイケアなどの成績表なども提出します。

人気の学校は、すぐ定員になってしまうらしいので、募集が始まったらなるべく早く申請を完了させたほうがいいです。希望の学校に入れなかったら、空いているところに移されてしまいます。

 

年度の途中から入学する

やり方は上記と同じです。新年度の生徒募集が始まったら、1年通して募集はしているので、いつでも登録できると思います。事前にお目当ての学校に連絡して、空きがあるかどうかも確認してみるのもいいかもしれません。

 

入学通知ってある?

4月に学校申請を終えて、8月の新学年開始までかなり長いですが、お目当ての学校に入れたのかどうか連絡がないので不安でした。実際、入学通知メールが来たのが7月中旬だったので、特になにもなければ連絡がないものなのかもしれません。(待てなくて先に学校に確認しまいましたが)

結構ギリギリですよね。

さいごに

流れがわかってしまえば、それほど難しくないアメリカの小学校入学。親が学校を決めていいなんて、ちょっとプレッシャーもありますが、好きなところに入れるというのはいいところですよね。

入学通知が来たら、まだ準備することがあるので、別記事でご紹介したいと思います。