アメリカで外食するときに困るのが、メニューに写真がないこと。メニューには、料理名と食材名、あと調理方法が文字で書かれています。
アメリカのレストランで食事をするなら、
英語のメニューを読解して注文する必要があるのです。
アメリカのメニューはわかりづらい
レストランと言っても、コース料理が出てくるような高級なレストランには数えるほどしか行ったことがありません。手軽に食べられるメキシカンとか、ベトナム料理とかです。
例えば、お昼ご飯に「ガッツリ系食べたい!」と思っても、メニューを見ただけではどのくらいの量なのか、アメリカに馴染みの薄い私には見当がつきません。「fry」や「grill」などの調理方法も書かれていますが、全体像がわかりづらいんですよね。想像力の問題でしょうか。料理関連の語彙力も必要というかなりめんどくさい状況。
また、私たちが住んでいるテキサスでは、スペイン語を話す人が多く、メニューがスペイン語で書かれていたりもするので、余計にわかりづらい。というか、まったく頭に入ってきません。期待する料理を食べられるかどうかは、この「読解力」と「語彙力」にかかっているのです。
アメリカのメニューには写真がない
もう一度言いますが、アメリカのレストラン見るメニューはほとんど写真が載っていません。アメリカ人は文字優位の脳なのか、そういう文化なのか。そういえば、標識なんかも文字が多い気がします。
ビジュアル重視の日本では、逆に写真が多く載っていますよね。だいたいどんな料理か一目瞭然。でも、メニューの写真を見て注文したら、思ってたのとちょっと違ったという経験もありますよね。
アメリカのメニューになぜ写真がないのか?
理由を調べてみると、「アメリカでは写真の通りに作らないと訴えられるから」とか「写真付きのメニュー=安っぽいというイメージがある」とか「写真で先にわかってしまうと楽しみが減る」なんてのもありました。
確かにアメリカのファストフードは写真があることが多いです。(今のアメリカではファストフードは決して安くはないのですが)
本当の理由はわかりませんでしたが、日本でもそこそこフォーマルなお店のメニューには写真がなかったりするので、やはり安っぽく見えないようにというのはあるのかもしれませんね。
個人的に考える理由としては、メニューの中にも客に選択肢が与えられているのかなぁと。ウェイターの説明を聞いて自分の好みにオーダーする、例えば焼き加減とか量とか。そういうことができるように、決まった形を表示していないのかもしれません。
そしてそれが、料理が来てからウェイターがしつこいくらい、Everything がOKかどうか聞く理由なんだろうなぁと。少しくらい、いやだいぶ想像と違っていても、「思ったのと違う」とはなかなか言えませんが。アメリカでは気に入らなかったら取り替えてもらったり、キャンセルしたりもできるみたいです。
どうしても無難なものを選びがちですが、ここはアメリカ。思い切ってよくわからないものを頼んでみるのも楽しい経験かもしれないですね。