アメリカの原風景ともいわれるモニュメントバレー(Monument Valley)。アメリカ西南部のユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域です。
この地域にはアメリカ先住民である「ナバホ族」が定住し、現在は準自治領「ナバホネイション」となっていて、アメリカ合衆国から認められた独立国家です。モニュメントバレーの詳細はこちら。
モニュメントバレーはどうやってできた?
雨と風、地殻変動などの自然の力が何万年も年月をかけて、高地の表面や岩を切り崩してできていて、現在も浸食は進んでいるそうです。この場所は大昔は水に覆われていました。その水の流れ、土砂によって岩が切り崩されたと言いますが、スケールが大きすぎて想像しづらいですよね。
モニュメントバレーにはビュートと呼ばれる岩山やメサと呼ばれるテーブル形の大地が点在しています。それぞれの形が幻想的で、訪れると異世界にいるような不思議な感覚が体験できます。
ベストシーズンは?
雨が少ないので、年間を通して訪れることができます。冬季は雪が降ることも多いようで、まさに私たちが訪れた年末は雪が降っていて、ビューポイントからの景色も全く見られませんでした…(数日後に再度訪れてリベンジできました)
少し離れたところからは霧がかかったメサを見ることができ、これはこれで神秘的でした。
晴れていれば、茶褐色の地表と澄んだ青空のコントラストが素晴らしいといわれています。
モニュメントバレーの見どころ
モニュメントバレーは予約は不要ですが、ここはナバホ族が管理しているため、入場料($8/人)が必要です。アメリカの国立公園年間パスでは入場できませんので注意です。
★アメリカ国立公園年間パスの記事はこちら。↓
①ビジターセンター
モニュメントバレー観光の入口、ビジターセンターの展望台から有名な景観を一望できるので、時間が限られている方は、ここだけに絞って訪れるのもいいと思います。工芸品を購入できるショップやカフェなども併設されていて、広い駐車場もあり、便利です。
②フォレストガンプポイント
映画「フォレストガンプ」の撮影に使われたポイントです。
私たちはあまり調べていかなかったので、なんとなく「こんな感じだったよねー」みたいなところを写真に撮って満足しちゃいました。ちゃんと見たい方はぜひ、見に行ってみてください。ビジターセンターから車で20分ほどのところにあります。
※この写真はフォレストガンプポイントではありません。
③バレードライブ
他にも見どころとして、未舗装道路をドライブできる「バレードライブ」というのが有名な景観を道沿いのポイントから楽しめるようですが、私たちは天候の関係で行けませんでした。唯一、ナバホ族公認ガイドなしで見られるようなので、興味のある方はぜひ。
さいごに
先住民の歴史を感じることのできるアメリカの大自然、モニュメントバレー。赤い大地に不思議な岩山が点在するこの場所は忘れられない景色になりました。
ちなみに、ここから車で3時間半くらいのところに「ホースシューベンド」があります。自然が造る奇跡の絶景を見ることができるので、こちらもぜひおすすめです。
★ホースシューベンドの記事はこちら↓