セドナの帰り道、モンテズマキャッスル国定公園(Montezuma Castle National Monument)へ寄りました。
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モンテズマ・キャッスル国定公園はセドナから南に車で約30分ほどのところにあるアリゾナ州の遺跡です。詳しくはモンテズマ・キャッスル国定公園のHPへ。
12世紀頃にネイティブアメリカンがここに数千名の集落を作り住んでいた住居跡なんですが、「こんな絶壁の中に住居?」と思うほど、見る限りでは想像を超えたものでした。500mほどの小さなトレイルがあり、遺跡の中を散歩できるのですが、とても静かで気持ちのいい場所です。
遺跡は、ほぼ当時のまま残されているというから驚きです。断崖の窪みに建築されていたので、風化が避けられ、北アメリカで最も保存状態の良い岩窟住居の一つと言われているだけあり、今でも誰かが住んでいそうな感じです。地上約30mの5階建てで出入りはハシゴを使い、敵が襲ってきたときには、このハシゴを外して籠城したそうです。
部屋数は20ほどあったようです。高層アパートと言ったところでしょうか。
この高いところに住居を作った理由、それは住居を取り囲んでいる川の氾濫による洪水から逃れるためだったようです。農業をするためには川沿いに住む必要があり、水害から身を守る必要があったのですね。川から水を引いて、コーンや豆などを作り、他の部族や南米人を交易をして暮らしていたそうです。
14世紀にはここに住んでいたネイティブアメリカンは去ってしまったらしいのですが、今もなおその理由は明らかになっていないのだとか。なんだか神秘的ですね。
住居の近くに川が流れいて、緑もあって潤いがあり、住み心地はよさそうでした。私たちが訪れた11月は紅葉がとてもキレイでした!ジュニアレンジャープログラムもあるので、子どもと一緒に楽しめます。
入場料は7日間有効で一人$10(16歳以上)ですが、こちらは国定公園で、アメリカ国立公園の年間パスも使えます!
★年間パスについての記事はこちら↓です。
残念ながら、岩壁を登って現物に触れことはできないのですが、下から見上げるだけでも当時の様子がよくわかり、日本にはない貴重な景色を見ることができました。ネイティブアメリカンの暮らしに思いを馳せることのできる貴重な時間でした。こちらもパワースポットであること間違いなしです!
あまり知られていない国定公園ですが、近くにお越しの際はぜひ訪れてみてくださいね。