アメリカでの家事、ラクになったなーと思えるものの一つが食器洗いです。別に嫌いではないのですが、食事のあとのこの食器洗い、地味に面倒ですよね。手も荒れるし。
でも、アメリカでは、ほとんどのうちで備え付けで食洗機が設置されていて、手洗いではなく食洗機を使うことが当たり前。落ちにくい汚れや食べかすなどがある場合はスポンジで予洗いが必要ですが、食洗機へ入れてしまえばあとは自動で洗ってくれます。
食洗機が便利すぎる
日本では高額な食洗機ですが、アメリカでは備えつけとなっているので、使わない手はありません。
食洗機ってちゃんと洗えるの?
水がもったいないよね。
食洗機ってなんとなく、「汚れが落ちなそう」とか「水を多く使いそう」とかいうイメージがありましたが、実はそんなことないんです。
食洗機を使う場合、手洗いするよりもキレイに洗えるし、使用する水の量も手洗いの1/6程度だと言われています。お皿数枚とか、コップ数個くらいであれば、手洗いしたほうがやはりいいと思いますが、洗い物が多いときは食洗機を使うほうが断然お得だし、ラクです。
食洗機を使うときの注意点
便利でラクな食洗機ですが、アメリカならではの使うときの注意点をご紹介します。
食べ残しは取り除く
前述したとおり、落ちにくい油汚れや食べかすは使う前に取り除いておきましょう。「結局予洗いが必要なら、手洗いしたほうが早いんじゃないか」とも思いますが、実際そんなことはありません。予洗いだけの場合の時間のほうがはるかに早いし、きちんと洗うときよりも気持ちが違います。
そして予洗いが必要な第一の理由が、故障防止。
もし故障してしまったら、修理業者さんに頼むわけですが、アメリカでは修理業者さんはすぐには来てくれません。数週間、数か月かかることだって珍しくありません。故障したら、しばらく使えない状態で過ごさないといけないのです。
ディスポーザーをつまらせない
アメリカのシンクには、ディスポーザーが付いています。
来たばかりの頃は、このディスポーザーを使うのにかなりの罪悪感がありました。今まで生ごみは分別して捨てていたのに、水と一緒に流して終わりなんて…と。今も流すのは最小限にしています。
さて、なぜディスポーザーを詰まらせるのと食洗機が関係あるのかと言うと、ディスポーザーと食洗機の配管がつながっているからなのです。ここが詰まっていると、食洗器の水が流れず故障の原因にもなります。
食器の置き方に注意
タッパーなど軽い食器は、洗っている間に水流でひっくり返ってしまうことがあります。
けっこうよくありますが、ひっくり返った食器の中に、洗浄水が溜まったまま残ってしまうのです。これをそのままにしておくと、洗剤の匂いが食器に移ったりしますので、すぐに水を捨ててすすいでください。アメリカの洗剤の匂いはかなり強烈です。
軽めの食器は置き場所や角度に気を付けて置いてください。フライパンなどの柄を上に乗せて押さえておくのもいいと思います。
食器洗剤レビュー
それでもアメリカに来たばかりの頃は、手洗いしていた時期もあります。日本から持ってきた食器用洗剤を使っていたので、日本での生活と変わらなかったのですが、在庫が少なくなり、アメリカの食器用洗剤を使ってみました。
一般的なスーパーで割と安価に買えるものしか試してないので、やっぱり手洗い!という方には物足りないかもしれません。食洗機前の予洗いに使う分には十分だと思います。
Palmolive
アメリカではわりと人気のブランドです。食器だけでなく、車のタイヤや洋服の予洗いにも使えると書いてあります。
匂いはけっこう独特で、甘いジュースのような感じですが、かなり匂いが残ります。すすぎ後は慣れればそうでもありません。
汚れはよく落ちます。でも、泡立ちがあまりよくないので何枚もお皿を洗っていると泡もへたってきて、何度も洗剤をつけることになります。
AJAX
こちらもやはりアメリカでよく見るブランド。車のタイヤ洗いや、電子レンジ内の汚れ取りにも使えます。
色や香りの種類がたくさんあって、いかにもアメリカといった感じですが、汚れ落ちはあまりよくありません。
値段は安いです。匂いはPalmoliveよりきつくありません。オレンジを使ってみましたが、オレンジジュースのような匂いがして、悪くないです。
さいごに
アメリカに来てから、食洗機を使うのは1日1回にしています。夜寝る前にかけるので、朝になったら終わっています。乾燥機能もついていますが、電気代を考慮して我が家では使っていません。というか、使わなくても朝になればほぼ乾いています。
今のところ、プラスチックの容器が溶けたり、ガラスが割れたりすることはありません。食洗機を使うことで、時短にもなるし、水量も節約できてエコにもなるし、メリットがいっぱいです。
せっかく使えるので、家事をラクに時短しましょう!