【子育て】アメリカで子どもが発熱?!英語が苦手でも大丈夫!

駐妻これは知っておきたい!

「え?なんか熱ある?」

アメリカに引っ越してしばらくしてから、子どもが発熱。普通の風邪ならそれほど心配ないですが、コロナやインフルエンザが流行っているこの頃は、油断できません。でもアメリカで病院に行くとなると、ぐっとハードルが上がりました。

 

何科に行くの?

アメリカでは何かあった場合、かかりつけ医を受診するのが普通のようです。

娘はデイケアに入る際に、健康診断や予防接種を受けるように言われていたので、小児科医に診てもらっていました。が、どの病院でも基本的に「予約制」です。そして今すぐに診てもらいたいのに、予約がかなり先の日付になってしまうことも多いです。

また、アメリカは加入している保険の種類によって、かかれる病院が限られます。というか、医療費の自己負担額の割合が変わってきます。自己負担額の少ないところに行こうとすると、限られるという意味ですが、駐在帯同でアメリカに来ている方々は会社の保険でかなり広くカバーしてくれていると思います。

よさそうな小児科を見つけたら、事前に保険適用OKかどうか確認したほうがいいですね。そしてそれほど急ぎでない健康診断とかは、早めに予約を入れてください。

子どものアメリカで初の発熱時は診療時間外だったので、かかりつけ医ではなく家の近くのアージェントケア(urgent care)を利用しました。

 

アージェントケアとは?

かかりつけ医がいないけれど、具合が悪くなってしまった場合やかかりつけ医の予約が取れないとき、診療時間外などはアージェントケア(Urgent Care)が利用できます。

夜20:00頃まで大人も子どもも診てもらえるところが多く、通常の病院と同じ程度の病気を診てもらえます。予約なしでも診てもらえるところもありますが、予約優先なので予約しないで行くと、かなりの待ち時間が発生します。ネットでも予約可能なので、英語が苦手な方にも安心。

そして私たちが行ったときにも予約なしで来ていた子どもがいましたが、待合室で嘔吐していても「予約優先だから」とキッパリ断られていたのは衝撃でした。

とにかくどこでも予約が必要なんですね。

予約はとりやすいです。朝、具合が悪いなーと思ったら、とりあえず予約を入れておけば午前中には診てもらえます。予約さえとってしまえば、後はその時間に行けば待合室で長く待つということはほとんどありません。待ち時間は待合室でも車の中でも可能です。

よく混同されるのが「ER」Emeregency Roomですが、ERは緊急性の高い交通事故や脳卒中など、重病患者から受け入れます。24時間体制ですが、その分治療費もはるかに高くなりますので、重病以外はできるだけアージェントケアを利用したほうがいいかもしれません。

 

アージェントケアの選び方

具合が悪いときは早く診てもらいたいですよね。個人的には家の近くがいいと思います。google mapで検索するのが早いです。

子供用のアージェントケアもありますので、調べてみてください。口コミがいいかどうかもけっこう大事です。一度診てもらって、雰囲気なども自分に合うかどうかも確認してみるといいと思います。実際に診療を受けてみないとわからないことも多いです。

そしてアージェントケアに行く前に、子どもの熱がいつからどのくらいあるのか、答えを準備しておきましょう。(熱は℉で聞かれるので)他に症状がある場合も併せて事前に調べておくと安心です。

 

かかりつけ薬局を決めておこう

受診後、薬をもらえますが、日本のように処方箋は渡されません。病院から直接指定した薬局に処方箋がデータで送信されるので、受け取りたい薬局を診療時に伝えておきます。

スーパーの中に併設されている薬局でも大丈夫です。

薬局では、再度保険内容の確認をして処方された薬を受け取れますが、薬の準備ができるまで時間がかかります。病院に行ったら、一度帰宅して薬局からの連絡を待ちましょう。

実は薬の受け取りはドライブスルーもあります。ほとんどの薬局には受け取り専用のドライブスルーがあって、支払いもできます。待ち時間もほとんどないので便利ですよ。

 

医療費は高い?

日本と比べると高いです…。支払いは保険会社で決められている窓口負担金(Copay)を事前に払います。受診前なのに支払い?」とびっくりしますが、診療内容にかかわらず、定額です。

病院によって異なりますが、$40~$50くらいです。

診療診察後、内容により追加支払いや返金の連絡が郵便で来ます。今のところ、追加の支払いを請求されたことはありません。

 

やはり医療費が高いので、アメリカ人も不要な受診を減らして医療費を抑えるために薬局やネットで買える医薬品を購入することが多いようです。確かに薬局などで購入できる市販薬は驚くほど充実していて、子どもの薬もたくさんあります。

 

 

最後に

本当にお子様やご家族が健康であることが第一ですが、万一病気になってしまっても慌てずに受診しましょう。英語が苦手でも、病院では通訳を頼めるところも多いので大丈夫ですよ。

とりあえず、市販薬で様子を見るというのもいいと思います。大人も子どもも、熱が出たら(個人的には100℉を超えたら⇒38℃ですかね)タイレノール(Tylenol)を飲むとかなりラクになりますよ。解熱+痛み止めです。

アメリカでの生活、慣れないことが多いですが、健康に楽しく過ごせるといいですね。

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