【子育て】Read-A-Thonってなに?

アメリカで子育て

「Read-A-Thon」ってご存知ですか?

学校から「Read-A-Thonが始まるので、準備してください」との連絡。Thon?聞いたことのない単語でまったく意味がわからない。調べてみると、”長時間連続して集中的に行う活動を指す語を作る”と書いてありました。と言われてもいまいちわかりづらいです。

 

Read-a-thonってなに?

「a-thon」というのは、「~マラソン」みたいな感じです。このマラソン(marathon)にかけて、「~thon」というイベントがよくあるらしいのです。ダンスなら、「dance-a-thon」。一定時間踊り続けるダンスマラソンですね。そして、「read-a-thon」なら本を読む、日本で言う読書マラソン、読書週間みたいなものです。アメリカではそれが募金活動になることが多いようです。

 

読書をして募金とはどういうことか?

実は、読書をする子ども本人が募金するわけではありません。一定期間に子どもが読んだ本の冊数やページ数に応じて、親や祖父母、知り合いなどが寄付をするというしくみです。貯まった募金は学校に寄付され、必要な経費として使われます。

たくさん読んだ生徒はプレゼントがもらえたりするようなので、モチベーションもアップ。学校の役にも立つと子ども達もわかっているので、一生懸命本を読むんですね。ただし、これは強制ではありません。

やったほうがいい理由

読書が好きになる(子もいる)

普段の生活では、学校の宿題や日本語の勉強で忙しくしているので、家で英語の本をじっくり読む機会はあまりないのではないでしょうか。

学校でも図書館で本を借りたり、先生に読み聞かせをしてもらったりしてはいるようですが、自分で読めるようになるのも楽しいものです。特に学年が上がってくると、リーディングもかなり大事な項目になってくるので、早い段階から読むことを意識していたほうがいいような気がします。

Read-a-thonでは、ゲーム感覚で本を読めるので、本人たちも楽しさがあって入りやすいのかもしれません。そうやって本を読んでいくことで、読書が好きになる子もいるようなので、参加してみるのもいいですよね。

 

寄付するという感覚を養う

私が子どもの頃は、「緑の羽募金」とか「ベルマーク」とかで寄付するということを学んできましたが、正直、それがどんなふうに社会へつながっているかはよくわかっていませんでした。

日本とアメリカでは寄付の概念も違ってくるとは思いますが、子どもが活動し、寄付することでいろいろな人や団体と繋がっていくということに目を向けられる機会にはなると思います。

 

さいごに

なんて、偉そうなことを書いてしまいましたが、実際にこのイベントが始まったときにはこういうシステムがよくわかっておらず、調べているうちに完全に出遅れてしまい、結局今回は参加していません。

でも日本にはないこのイベント、寄付が根付いているアメリカらしい取り組みだなと思います。次の機会があったらぜひ参加してみようと思います。