ハロウィンなどのイベント時、デイケアや学校で「キャンディーを持ってきてください」と言われることがよくあります。アメリカ生活も既に3年目となりますが、「キャンディーを持っていくだけ」なのに、何度悩まされたことか…
まず、「キャンディー」と言っても、日本で言う飴のキャンディーを指すことはアメリカではほとんどありません。甘いお菓子のことをキャンディーと呼ぶので、チョコも飴も甘いお菓子なら全て「キャンディー」なのです。
アメリカでよく見るキャンディーとは?
2022年のデータですが、アメリカの州ごとに人気のあるキャンディーをまとめている記事がありました。これによると、M&M’s, Reese’s, Hi-chowなんかも人気ですね。Kit-Katもよく見かけます。
娘がイベントでもらってくるキャンディーの中には、グミとかそれに似たようなソフトキャンディーが多かったりします。色がカラフルですが、どうしても食べるのには抵抗があって、避けていたのですが、実際食べてみるとそれほど悪くなかったりします。
アレルゲン表示について
ハロウィンなどのイベントで、キャンディーを寄付してくださいと言われるとき、必ずと言っていいほど、但し書きがあります。それがアレルギーに関することです。ピーナッツや小麦、卵などのアレルギーの子どもがいたりするので、「No peanuts」とか書かれている場合が多いです。
そして、アメリカの製品の原材料の表記には必ずアレルゲン表示があり、「contain ~」というのがそうです。この製品には、小麦が入っていますとかピーナッツが入っていますとか、すぐにわかるようになっているのです。
そしてわかりづらいのが、「May contain ~」という表記。入っている可能性があるということです。どういうことかと言うと、同じ製造ラインで製造しているので、直接は含まないけれど微量に製品中に存在することが否定できない場合にこういう書き方をするようです。微量であっても反応してしまう人には好ましくないのでしょうね。
厳密に言えば、微量でも入っていないものを持っていくのが親切だとは思いますが、そうして探していると本当にものが限られてしまいます。初めはたくさん探して悩みましたが、今は直接入っていなければOKと勝手にさせてもらっています。
ピーナッツとナッツは違う
そして先日、ハロウィンイベントで、キャンディーを持ってくるように言われましたが、やはり「no peanuts」と書かれていました。ですが、ピーナッツがダメということは、ナッツ類もダメなのでは?と思いませんか?
ところが調べてみると、ピーナッツは「豆類」で、アーモンドやクルミなどの「ナッツ(木の実)類」ではないのだそうです。そのため、ピーナッツにアレルギーがあっても、その他のナッツ類にアレルギーがなければ全て除去しなくても大丈夫なのです。
さいごに
アメリカでキャンディーを持っていく機会って、意外とあって悩んでしまいます。本当に迷ったときは、先生や現地の人に聞くのが一番ですが、けっこう適当だったりもするので、あまり深く考えなくても大丈夫そうです。
そして余談ですが、キャンディーと同じくらい人気なのが小分けのチップスです。大きな箱に20袋くらいのいろいろな種類のチップスが入っているのですが、これが学校でやデイケアでのちょっとしたご褒美に使われます。学校でお菓子がもらえるなんて、初めは衝撃でしたが、子どもはとても喜んでいます。