テキサスには春の訪れと共に、突風や砂塵がやってきます。ただでさえ雨の降らないこの地域は風が吹くと砂が舞い上がり、空がオレンジ色に染まります。

テキサスの春は本当に突風が多いんです。
数年前の話ですが、我が家は週末に車で約1時間半くらいのところへ車で出かけました。が、帰りに今季最大の砂塵嵐に遭遇してしまいました。
元々この辺りは砂漠地帯なので、街の周りからかなり広い範囲にかけて乾いた砂が積もっているのです。すぐ先が舞い上がった砂で見えなくなり、見通しがいいはずの平原や家、街も全く見えなくなりました。
辺り一面にもやがかかったようにぼんやりとした景色が広がっていました。これが地面から巻き上げられた砂だと思うと信じられません。ちょうど車を運転していたところだったので、視界がゼロになったときには本当に怖かったです。
そしてさらにすごいのが、この大風が朝から21時くらいまでずーっと吹いているということ。少し風が弱くなることはあっても、風が止むことはありません。砂が目やのどに入り、花粉症のような症状が出る人もいるようです。
当然、車は一瞬で砂で汚くなりました。駐車場から家まで歩くのも、風に押されて転倒しそうなほどでした。
この日は私たちが暮らす街では、突風が約71mph(114km/h)を記録し、過去7番目に強い風だったようです。広い地域で停電し、信号は止まってるし、いろいろなものが飛ばされ、まさに災害です。標識も大きく揺れて、折れないのかと思っていたら、折れるものもあったようです。
面白い(と言っては不謹慎ですが)のが、家の庭によく置いてある子ども用のトランポリンが道路に飛ばされていたという情報もありました。普段はあまり気にならない路上のごみ、特にビニール袋がたくさん飛ばされていました。けっこう大きいゴミ箱も飛ばされてたみたいです。
ここまでの砂塵嵐はそうそう発生しないようですが、私たちが住んでいるエリアでは、3月~4月にかけて風が強い日はそれなりに多いです。日本で言う「春一番」が何度も来るみたいなことでしょうか?
毎年この季節が来るのが分かっているのであれば、事前に対策しておけばいいのにな、(トランポリンが飛ばないように固定しておくとか)と思いますが、アメリカ人にはそういう感覚はないのかもしれませんね。
そしてこの突風の季節が来ると、テキサスの短い冬もそろそろ終わり、長ーい灼熱の夏がやってくるなと思うのです。あっという間に過ぎる春のひとときを楽しみたいと思います。