ブライスキャニオン(Bryce Canyon)はユタ州南西部にある国立公園です。グランドサークルを巡る旅の中でも有名な観光地ではないでしょうか。
何千年もの間、雨や川の浸食でできあがった「フードゥー」と呼ばれる尖った岩が立ち並んでいて、大地の神秘を感じることができます。
今回の記事ではブライスキャニオン国立公園に行った時の様子をまとめました。5歳になったばかりの娘を連れて行ったので、お子様と訪れる予定の方は参考にしていただけたらと思います。
入場料は?
ブライスキャニオンの入場料は車1台あたり$35です。国立公園の年間パス($80)が利用できます。入場料はパークによって異なりますが、国立公園を年間3か所以上行くのなら、年間パスがお得です。

ベストシーズン
ブライスキャニオン国立公園は1年を通してオープンしていますが、夏は比較的涼しいので年間入場者の7割ほどは6~8月の夏の季節に集中するそうです。
私が訪れたのは、年末の冬のシーズンでしたので、雪がまだ残っていたりしてとても寒かったです。通常パーク内を走っているシャトルバスも、このときは走っていませんでした。
子連れで行ける!おすすめトレイル
ブライスキャニオンはあちこちにビューポイントがありますが、道路が整備されているので車でも回ることができます。主な見どころは入口に近いエリアに集中していて、崖の上から眺めるだけでも圧巻です。
ですが、ブライスキャニオンの魅力を味わい尽くすには、やはり谷底へのハイキングがオススメです。雪の残るトレイルでしたが、子どもと一緒にトレイルできたので、ご紹介したいと思います。
ナバホループトレイル
私たちも歩いた往復1~2時間の約2㎞の人気トレイルです。ビューポイントから尖った土柱を見下ろすのもスケールがあって圧巻ですが、その谷底に向かって、やや急な坂を下りていき、下から見上げると一気に迫力が増します!
谷底まで降りると地球ではないような不思議な景色が広がっていました。地形の形もいろいろあって、洞窟のようになっているところは子どもも大喜びでした。
このトレイルはサンセットポイントというビジターセンター近くのポイントからスタートして、再度同じ場所に戻ってくるので、帰りは降りてきた分ひたすら登ります。
雪が少し積もっていましたがそれほど滑ることもなく歩けました。雪に覆われた土柱は白と茶のコントラストがとても美しく、忘れられない景色でした。
有名な「トール・ハンマー」もここにあります。
傾斜のあるトレイルでラクではありませんが、5歳の子どもでも十分歩けます。登山用のスティックがあるといいかもしれません。他にもたくさんビューポイントがありますので、時間のない方はここだけでもステキな景色を堪能できると思います。
まとめ
ブライスキャニオンは広くて見るポイントがたくさんありますが、時間や体力に合わせて観光できるので、ぜひおすすめです。今回私たちの場合は、積雪があり道が閉鎖されていたり、子どもの体力も考慮して一部のみ観光しました。
冬のブライスキャニオンはとても寒いですが、雪化粧の赤い岩が際立つ、魅惑の絶景です。暖かい服装でどうぞ。